どうも、イケオジ風観光案内人のぶるさんでございます。
実は、のぶるさん。
以前、向島で仕事をしていたことがありまして、渡し船にも何度か乗ったことがあります。
なので今回の探訪は、
「初めて見た」「ずっと憧れていた」という話ではありません。
ただ——
せっかく探訪として向島を歩くなら、やっぱり渡し船は見ておきたい。
そんな、ちょっとした気持ちから、歩いて兼吉桟橋のほうへ向かいました。
知っているはずなのに、見え方が違う

仕事で通っていた頃は、
正直、渡し船は「移動手段」でしかありませんでした。
時間を気にして、
次の船に間に合うかどうかを考えて、
淡々と乗って、淡々と降りる。
でも、今回は違います。
時間に追われることもなく、ただ歩いて近づいていく。
そうすると、不思議なもので、
以前は気にも留めなかった景色が、少しずつ目に入ってくる。
派手な案内があるわけでもない。
観光地っぽい演出があるわけでもない。
それでも、船が来て、人が乗って、向こう岸へ渡っていく。
その流れが、あまりにも自然でした。
「あぁ、やっぱりこれ、観光用じゃないな」
尾道にとって、渡し船は
見せるものじゃなく、生活の一部。
改めて、そう感じます。
気になるものが見えたら、寄り道する

そんなことを考えながら周りを見渡していると、
兼吉の丘のあたりに、何やら建物が見える。
「あれ、前からあったっけ?」
調べてみると、
そこは**「尾道やすらぎの宿 しーそー」**という宿でした。
サイクリストの間では、割と知られた宿らしい。
それを知った瞬間、
のぶるさんの中で、いつもの悪い癖が顔を出します。
——行けるとこまで、行ってみるか。
完全に勢いです。
体力を過信した結果と、そのご褒美

ただ、この坂道。
40代後半、運動する機会ほぼ皆無ののぶるさんには、正直キツい。
半分ほど登ったところで、「今日は探訪じゃなくて修行だったっけ?」
という疑問が、頭をよぎります。
それでも、なんとか登って、
ふと後ろを振り返った瞬間——
尾道の瀬戸内海が、一望できる景色が広がっていました。
思わず、口から出た言葉。
「……これだけでも、登る価値あるわ」
本気でそう思いました。
周りには桜の木もあり、
春になれば、桜越しにこの景色を見下ろせるはず。
その光景を想像しただけで、ちょっと得した気分になります。
登り切った人だけが見れる、このパノラマ。スマホでは入りきらない感動を、次は広角レンズで収めたい。
▶︎ [カメラのキタムラで、旅を彩る中古一眼レフ・レンズを探す]余計なことを考えてしまう

ただ、感動と同時に、
また余計なことを考えてしまうのが、のぶるさん。
——今治からサイクリングしてきた人が、
最後にこの坂を登るって、なかなかキツくない?
旅の終盤に、こんな試練が待っているとは。
知らないほうが幸せなやつだな、と思ってしまいました。
とはいえ、あとで調べてみると、
ちゃんとゆるやかに上がれる別ルートもあるのでご安心を。
いきなりこの坂を選ぶのは、勢いで動く人だけです。
今回は、見るだけ

本当なら、このまま渡し船に乗って帰るのもアリ。
仕事で使っていた頃とは、また違った気持ちで乗れる気もします。
でも、今回はあくまで探訪の途中。
「渡し船は、また今度にしよう」
そう思って、今日は見送ることにしました。
——ただ。
思っていたより、ずっと早く船に乗ることになるとは、
この時ののぶるさんは、まだ知りません。
では、次の探訪で。





コメント