第6話:食材で愛をぼやく〜初心者キャンパーと「ないと困る」の呪文〜

エッセイ

どうも、イケオジ風観光案内人のぶるさんでございます。

先日、初心者キャンパーに頼まれて、引率キャンプをしてまいりました。
設営の手順、寒さ対策、道具の使い方。
そこは一応、経験者として抜かりなく準備したつもりでございます。

……ですが、ひとつだけ、完全に見落としておりました。

それに気づいたのは、食材の量。

各自が持ち寄った食材を並べてみて、
のぶるさんは静かに思ったのでございます。

――多い。

とにかく、多い。
肉、肉、また肉。
野菜もある。なぜか鍋用。
明らかに「二泊三日分」くらいある。

「……ないと困るかなって思って」

初心者キャンパーのその一言に、
のぶるさんは心の中で、そっとつぶやきました。

いや、困らん。
というか、これ持って帰るほうが困る。

ここで、ふと思ったのでございます。

これが、もし――
のぶるさん家だったとしたら。

会長(妻)からの鬼の尋問。
なぜ買った。
誰が食べる。
いつ食べる。

そして最終的には、懲戒免職確実案件でございます。

余った食材でもある肉をなるべく胃に詰めて証拠隠滅

キャンプとは、自然の中でゆったり過ごす遊びでございます。
ですが、買いすぎた食材を前にすると、
なぜか家庭の冷蔵庫問題と向き合わされるのでございます。

次回、引率キャンプで伝えるべきことが一つ増えました。

設営でも、防寒でもなく――
「食材は、思っている半分でちょうどいい」

では、次の探訪でお会いしましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました