第5話:台所で愛をぼやく 〜笑顔のオムライスに沈黙の評価〜

エッセイ

どうも、イケオジ風観光案内人のぶるさんでございます。

のぶるさん、家でも料理をいたします。
キャンプ飯で鍛えたこの腕前を、
ついに会長(妻)に披露する時が来たのでございます。

これは笑っているのか?それとも困っているのか?

――が、作ったのはキャンプとはまったく関係のないオムライス。

しかも、ケチャップで書いた顔が、
なぜかどこか不穏な笑顔。
本人は渾身の出来だと思っているところが、なお質が悪いのでございます。

それでも平社員、心を込めて皿を差し出します。

「どうだ、会長」

……結果、まさかのノーコメント。

え、そこはせめて顔について、
何か一言ほしかったのでございます。

次こそは、うまく顔を書いてみせよう。
そう心に誓いながら、のぶるさんは気づいてしまいました。

もはや、味で勝負していない。

では、次の探訪でお会いしましょう。

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