どうも、イケオジ風観光案内人のぶるさんでございます。
革靴で挑んだ鷲羽山展望台探訪。
その代償は、思っていたよりも重く、そして確実に下半身へと蓄積されておりました。

足元に視線を落とすと、そこにいるのは登山靴ではなく――
静かに現実を突きつけてくる革靴。
足は震え、太ももは沈黙し、
そして心は、静かに栄養を求め始めていたのでございます。
革靴の男、さらに下へと誘われる

展望台・絶景、そして山頂を満喫し、あとは帰るだけ。
……のはずでした。
しかし、視界の端に現れた「レストハウス」の文字。
――いや、正確に言えば、これは初めて見たわけではありません。
登るとき、確かに視界に入っていました。
ですがそのときの私は、
ただひたすらに第一展望台を目指すことで精一杯。
実はその先が待ち受けていることは、のぶるさんはこの時点で知らないのであった。
レストハウスの存在を認識しながらも、
「帰りに余裕があれば寄ろう」などと考える余裕はなく、
静かにスルーしていたのでございます。
しかし今、その場所が――
体力を回復させてくれる“救済地点”になるとは、
このときののぶるさんは、まだ知る由もありませんでした。
海鮮丼か、唐揚げか。それが問題だ

店内に入り、まず案内されたのは——注文カウンター。
そう、ここは
先に注文を済ませるスタイルでございます。
正直なところ、
席に座って落ち着く余裕など、まだ私にはありませんでした。
カウンターの前に立ち、メニューを見る。
いや——
見る、というより、食い入るように凝視する。
革靴で山を越え、
エネルギーという概念そのものを失いかけている男にとって、
この瞬間はすでに“食事”ではなく、
回復手段の選定作業なのでございます。
「極限まで腹を空かせて出会う、地元食材の宝庫。鷲羽山周辺の絶品グルメを、次回の探訪のためにチェックしておきませんか。

視界に並ぶ魅力的な料理たち。
瀬戸内海鮮丼が、静かにこちらを見ている。
前日の飲みにケーションが海鮮でなければ、
私は間違いなく、あちらの腕の中に飛び込んでいたでしょう。
しかし——
今日は違う。
体が求めているのは、明らかに“肉”。
そこで選んだのが、
岡山県産 森林鶏の塩唐揚げ定食(1400円)
この日の身体が求めていたのは、
海の優しさではなく――
大地の回復力。
のぶるさんは静かに、唐揚げ定食を選択しました。
派手ではない。だが、確実に沁みる一皿

運ばれてきた定食は、実に整った佇まいでした。
美しく盛られた唐揚げ。
寄り添うように添えられたサラダ。
小鉢、ご飯、そして魚のあらから出汁を取ったであろう、澄んだお吸い物。
まずは一口。
衣は厚すぎず、軽やかな食感。
決して主張しすぎない、ちょうどいい存在感です。
そして、森林鶏の身。
ジューシーというよりは、あっさり。
しかし、その奥にしっかりとした旨みがある。
そして何より――
塩加減が、完璧。
濃すぎない。
だが、確実に身体へ届く。
疲労した身体の隙間に、静かに染み込んでいくような感覚。
「旅先で出会う、地元のブランド鶏の旨み。あの『沁みる味』を自宅の食卓でも。お取り寄せで楽しむ全国の銘鶏・唐揚げセットはこちら。
まさに、
五臓六腑に染みわたる唐揚げ。
合間に食べるサラダもまた不思議なほど自然で、
気づけば、ダイソンのように吸い込まれておりました。
これは「めちゃくちゃ美味い」というより――
“普通だからこそ、沁みる”一皿。
その日の自分にとって、最も正しい食事だったのでございます。
景色という、もうひとつの調味料

そして、この食事を特別なものにしていたのは、もうひとつ。
窓の外に広がる景色。
そこには、堂々と横たわる瀬戸大橋と、
穏やかに広がる瀬戸内海の姿がありました。
この景色を眺めながらの食事は、
それだけで十分に価値がある。
正直な話、
「ここで飯食いながら景色見てるだけで十分だったんじゃ……」
そんな考えが一瞬よぎったのも事実です。
しかしそれはきっと、
革靴で登り、疲れ、そして辿り着いたからこそ感じることのできた境地。
順序を経た者だけが得られる、特別な満足だったのでしょう。
鷲羽山探訪は、ここまで含めて完成する

登り、
疲れ、
そして食べる。
この一連の流れがあるからこそ、
一杯の唐揚げ定食は、ただの食事ではなく――
“救済”になる。
展望台からの景色も素晴らしい。
ですが、もし鷲羽山を訪れるのであれば、
ぜひ、このレストハウスまで足を運んでいただきたい。
そこにはきっと、
歩いた者だけが辿り着ける、
静かなご褒美が待っているはずです。
そして、もし革靴で来てしまったとしても――
安心してください。
救済は、ちゃんと用意されておりますから。
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