どうも、イケオジ風観光案内人のぶるさんでございます。
今回は、土曜の仕事後に車を走らせ岡山県倉敷市児島に来ております。

まず向かうは児島駅。
児島駅に降りた瞬間、まず思ったことがあります。
「あ、ここ……本気でデニムの町だ」
いや、いきなり何を言ってるんだと思われるかもしれませんが、これは比喩でもなんでもありません。
本当に、駅の時点でデニムなんですよ。

ベンチがデニム。
案内がデニム。
装飾もデニム。
ついにはセブンイレブンにもデニム商品が置いてある。
もうね、隠す気が一切ない。
普通、こういうのって「名物らしいですよ」くらいの距離感じゃないですか。
でも児島は違うんです。
「うちはデニムの町ですけど、何か?」
そんな堂々とした空気が、駅に立った瞬間から伝わってくるんですよね。
これはもう、歩くしかないでしょう。
デニムの町を。
どんな風に見せて、
どんな風に伝えて、
どんな風に歩かせているのか。
今回は、児島の町を実際に歩きながら、
ジーンズの魅力をゆるく、でもしっかり感じていこうと思います。
イケオジ風観光案内人のぶるさん、
デニムの町を歩きます。
――いや、正確には。
デニムに、歩かされてきます。
では、行ってみましょう。
児島ジーンズストリートへ向かう道すがら

さて、駅で「デニムの町だなぁ」と実感したのぶるさん。
今回は仕事終わりということもあり、車でジーンズストリートへ向かいます。
で、まず驚いたのがこれ。
専用駐車場、ちゃんとある。
しかも「ジーンズストリート専用」ときたもんです。
いやいや、本気度が違う。
観光地ってだいたい「近くに停めてくださいね」くらいの感じじゃないですか。
でも児島は違います。
ちゃんと“デニムを歩いてもらうための駐車場”がある。

さらにですよ。
ストリートまで向かうバスまで、デニム仕様。
「……まじか!」
思わず声に出ましたよね。
ここまで徹底します?
というレベルの統一感。
さすがデニムの町。
ブレがない。
ちなみに、専用駐車場を使わなくても
市営駐車場(倉敷市児島市民交流センター)もあります。
実はのぶるさん、こちらの駐車場も使ってみました。
いろいろ確認したくなるタイプなんですよ。
こういう細かいところも、探訪では大事ですからね。
デニムの聖地に、あえてスーツで殴り込む(震え声)
車を降りて、いよいよストリートへ。
……なんですが。
ここでひとつ問題が。
周りを見渡すと、
デニムジャケットの人。
色落ちが最高にキマっているジーンズの人。
足元まで抜かりない人。
あきらかに“デニムを楽しみに来た人たち”。
一方そのころの、のぶるさん。
仕事終わりのスーツ姿。
完全にアンマッチ。
「やっぱ別日にすればよかったか……」
一瞬よぎりました。
でも、来てしまったものはしょうがない。
今日はこのまま行きます。
むしろ逆に、
スーツ姿でデニムの町を歩く男。
それもまた一興。
少しだけ浮いている気もしながら、
それでも足は止まりません。
だって、通りの先からもう、
“デニムの匂い”がしているんですから。
ジーンズストリートは「買う場所」じゃなく「歩いて楽しい場所」
通りに一歩入った瞬間、空気が変わります。
「ここ、デニムの町です」なんてわざわざ言われなくても、雰囲気で伝わってくるんです。
店の前には、ずらりと並ぶジーンズ。
新品の濃紺もあれば、しっかりと色落ちした一本もある。
同じジーンズなのに、それぞれ表情が違っていて、見ているだけでも楽しい。

すごいなと感じながら、ゆっくりとウインドウショッピングを楽しんでいると――
ふと、違和感を覚えました。
「ん?」
無造作に……吊るされている……ジーンズが……
いや、ちょっと待ってください。
上空に、ある。
そう、ジーンズが。
それも一箇所じゃないんです。
通りのあちこちで、空をまたぐようにジーンズがぶら下がっている。
「いやいや、発想が自由すぎるでしょ」
思わず笑ってしまいました。
でも、こういう遊び心が、この町の余裕なんでしょうね。
歩いているだけで、次は何があるんだろうと自然に前へ進みたくなる。
ただの商店街ではなく、“歩くこと自体が楽しい通り”になっているんです。
もちろん、通りの両側にはさまざまなデニムショップが並んでいます。
それぞれに個性があって、
店の雰囲気も違えば、並んでいるジーンズの表情も違う。
「ここは職人っぽいな」
「こっちは入りやすそうだな」
そんなことを思いながら歩いていると、
気がつけば時間を忘れていました。
買う予定がなくても、十分楽しい。
むしろ、“歩くことそのものが目的になる通り”。
これが、児島ジーンズストリートなんだと、自然と理解できました。
入りたかった店が近すぎる問題発生

デニムストリートを歩いていると、気づけば一軒の店の前で足が止まっていました。
――と言いたいところですが。
実はここ、ジーンズストリート専用駐車場からいちばん近い店舗なんです。
車を降りて、通りに入ろうとした瞬間。
「……あ、もうあるやん。」
それが、JAPAN BLUE JEANS。
正直に言いましょう。
ここは今回、いちばん行ってみたいと思っていた店です。
なのに。
一番近い。
ブログの流れ的には、これはなかなかの難題です。
「歩いて、いろいろ見て、最後にたどり着く」
その絵を頭の中で描いていたのに、
まさかのスタート地点すぐ横。
いやいや、ちょっと待ってくれと。
一番行きたい店が一番近いって、
流れ殺しでしかないやん。
……というのは内緒です。
とはいえ、場所がすぐ確認できたのはありがたい。
「あそこにあるな」とわかったうえで、
いったん通りを歩きます。
今日は、最後に入る流れにしたのです。
そして、通りをひと通り楽しんだあと。
満を持して、戻ってきました。
JAPAN BLUE JEANS。
JAPAN BLUE JEANS ――スタッフさんから伝わるデニムへの自信

店内に入ると、まず感じたのは――
スタッフの方の、距離感の近さです。
無理に売り込む感じがない――
……と言いたいところですが、
いや、正直に言いましょう。
売りたい感じは、ガンガン伝わってきましたね。
もちろん、押しつけがましいものではありません。
笑顔の裏にある、“本気でこのデニムを勧めたい”という気持ちです。
でも、不思議と嫌な感じはしませんでした。
むしろ、のぶるさんはそこで確信しました。
「ああ、この人は、このデニムに自信があるんだな」と。
実は、のぶるさんも元は営業マンです。
だからこそ分かるんです。
営業マンが本気で勧められる商品というのは、
自分自身が「これはいいものだ」と心から思えているものだけです。
自信がない商品は、どこか言葉が弱くなる。
説明も、どこか濁る。
でも、ここで説明してくださった言葉には、迷いがありませんでした。
それは、目の前のデニムに対して、
作り手としても、売り手としても、誇りを持っている証拠です。
その空気に触れただけで、十分伝わってきました。
このデニムは、本物なんだと。
これは大げさでもなんでもなく、
本当にそう感じた瞬間でした。
会長(妻)へのプレゼン資料作成へ

商品が所せましと並んでいますが
店内にはここでしか買えないモデルもあります。
その説明を聞いているうちに、のぶるさんの頭の中では別の思考が始まっていました。
――どうやって会長(妻)に、このデニムの必要性を説明するか。
価格帯的に、「いいね」で買えるものではありません。
これは戦略が必要です。
なぜこのデニムが特別なのか?
なぜ今、のぶるさんに必要なのか?
これを着ればイケオジ風からイケオジへランクアップできる?

頭の中でプレゼン資料を組み立てながら、
証拠として写真も撮らせていただきました。
これは後日の重要資料になります。

店を出たあと、敷地内の別のスペースにも立ち寄りました。
そこには、さまざまなデニムが並べられています。
買う予定はないはずなのに、
どれがいいか、本気で考えている自分がいました。
もし買うならこれか。
いや、こっちもいいな。
――完全に術中です。
でも、それでいいんです。
それだけ、この場所には
“欲しくなる理由”がちゃんと存在していました。
デニムを買う場所というより、
デニムに出会う場所。
そんな感覚を持ちながら、のぶるさんは店を後にしました。
デニムの町を歩いてみて思ったこと

今回、児島のデニムストリートを歩いてみて思ったのは、
ここは“買うための場所”というより、“感じるための場所”だということです。
店ごとに違うこだわりがあって、
同じジーンズでもまったく表情が違う。
上を見上げればジーンズがぶら下がっているし、
通りを歩くだけでも、町全体の本気が伝わってきます。
正直、全部を理解できたわけではありません。
でも、それでいいんだと思います。
それだけで、この町の空気はちゃんと伝わります。
デニムが好きな人は、間違いなく楽しい。
そして、そこまで詳しくない人でも、きっと何かを感じます。
児島のデニムストリートは、
一度、自分の足で歩いてみる価値のある場所でした。



コメント