【第1話】雨キャンプと猫と焚き火の夜|ソロキャンプで見つけた“ちょうどいい孤独”

エッセイ

── のぶるさんの焚き火の前だから話せる小話 ──

ひさびさのソロキャンプ。
心身ともにちょっと疲れていて、「今日は誰ともしゃべらず、焚き火とだけ語り合う日にしよう」と決意した日のことです。

ところが、そんな日に限って天気予報が急変。
朝からしとしと、しとしと…雨。

「まあ、雨キャンプも悪くないよな」と、半分強がりで出発したのぶるさんでした。


雨の中のシャア・アズナブル

キャンプ場に到着してまずやったのが、真っ赤なレインウェアを装備すること。
そう、赤です。好きなんです。

気分は完全に“赤い彗星”シャア・アズナブル。
「通常の3倍のスピードでタープ張ってみせよう!」
と、雨の中ひとりブツブツ言いながら設営開始。

タープに当たる雨音が妙に落ち着く。
来てよかったなぁと、早くも心がゆるんでいくのを感じました。

やっぱりキャンプって、
**“自分の時間を味わう贅沢”**なんですよね。


雨音と焚き火が作る、満たされる孤独

焚き火パチパチ最高

日が暮れて周囲は真っ暗。
タープの下、静かに燃える焚き火だけがぼんやり明るい。

雨音、パチパチと薪のはぜる音、ひやりとした空気。
完ソロの夜は、孤独なのに不思議と満たされる。

……とはいえ。
完全な無音・無人状態が続くと、なぜか少しだけ人恋しくなる。

人間ってほんとワガママだな、と思いながら焚き火を見つめていました。


そして来た、猫たちの夜襲

焚き火に癒されながら、ついウトウト…。
小一時間ほど寝落ちしていたようです。

薪が崩れる音で目を覚ました瞬間、何か“気配”を感じる。

……いる。
周囲にいる。

ゆっくり目線を動かしてみると——

猫。
また猫。
さらに猫。

のぶるさんの焚き火、まさかの 猫による包囲網 完成。

こちらが動くとサッと散っていったけれど、あの数はなかなかの迫力。
心臓はドキドキ、焚き火より熱量あるんじゃないかと思うくらいでした。


猫たちのやさしさと、“ちょうどいい孤独”

雨も冷え込みも厳しい夜。
きっと猫たちも、暖を求めて焚き火のそばに来ていたのでしょう。

でも、もしかすると…

ひとりぼっちののぶるさんに、
「まあ、そばにおるで」と
ちょっと寄り添ってくれたのかもしれません。

イノシシでもクマでもなくて、本当に良かった。

雨音と焚き火と猫たち。
あの夜は、孤独とぬくもりのちょうどいいバランスを教えてくれた、忘れられない時間でした。


🔥 のぶるさん的教訓

元気もらったんで家に帰ろう

ソロキャンプは“一人の贅沢”だと思っていたけど、
たまには誰か(猫含む)がそばにいる孤独も悪くない。

孤独は「ゼロか100」じゃない。
その間にある温度がちょうどいい。

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